入試合格者体験記 / 日本画科 2016


宇野 七穂 さん

宇野 七穂 さん
愛知・私立東邦高等学校 卒

合格大学:
東京芸術大学 絵画科日本画専攻/東北芸術工科大学 美術科日本画コース

 私は過度に緊張するタイプではないのですが、無駄に気負ってしまうところがあり、毎日押し潰されそうになっていました。
三浪目に一次落ちした時はあまりの情けなさに涙が一滴も出ず、初めて本当の挫折を感じました。

それから半年間、何がやりたいのか分からぬまま漠然と地元でアルバイト生活をしているときに、ふと、私がやりたいことは大学に合格することではなく、その先の自分が描きたい作品を発表していく事だと気づいたとき、とても気持ちが楽になり、『描きたい。』と思うようになりました。

受験の絵を描くのは懲り懲りだったけど、先程のイメージが、わたしの背中を押してくれる唯一の材料でした。
そして上京し、すいどーばたに通うことにしたのです。

先生の指導はとてもシンプルで、初めは戸惑いました。
けれど、その迷いのない指導は、難しく考えすぎていた私の肩の力を抜き、お絵かきロボットと化して、つまらない作品ばかり描いていた自分にはとても新鮮に感じました。

試験までの半年間、自分にできることで重視したのは自身を分析し、ちゃんと知ることです。
今回の制作は何故あの結果になったのか、どんなことを思ったか、頭で考えるだけでは絶対に忘れてしまいますし、反省しないと成長しません。言葉にし、メモを取り、ファイリングしました。
そうすることで、自分の弱点、克服点が明確に分かり、あ、わたし今まで現実から逃げてたな…。と気付かされたのです。

そのような対策のおかげもあり、試験内容に戸惑いはありましたが、普段の制作と意識することは同じだと、柔軟に考えることができました。

制作に、少しでも不安や迷いがあると作品に影響していきます。
そのような状態にちゃんと気づいて、どう対策をとるか、時間をかけてもいいから、絵が完成しなくてもいいから、考えてみることも大事かもしれません。

最後にこの場を借りて、支えてくれた両親に、みんなに心から感謝します。
ありがとう!!

杉山 花 さん

杉山 花 さん
埼玉・私立浦和ルーテル学院高等学校 卒

合格大学:
東京芸術大学 絵画科日本画専攻/多摩美術大学 絵画学科日本画専攻/女子美術大学 美術学科日本画専攻

「絶対に逃げない」
 私は四年間浪人しました。合格できなかった三年間と、合格できた最後の一年間では決定的な違いがありました。
それは自分自身で考え、逃げず、正しく理解することが出来たことです。

三浪目まではうまくなりたい気持ちが先行し他人との違いを考えず、理解することもせずただただ描き続けていました。
だから上手くいくこともあれば、大失敗することもありました。本当の実力ではなく偶然の結果に自惚れていました。
合格した人と自分との違いを、はっきりと理解するのが怖かったのです。

最後にしようと決めた四浪目、私は徹底的に自分の絵を分析しました。
他人との違いや、成功した時と失敗した時との違い。色々な方向から自分の絵を客観視しました。
今まで目を逸らしてきたことから「逃げず」に「考え」、ありのままの自分を「正しく理解する」ことで突破口を見つけることが出来たのです。
それからは安定して納得のいく絵を描くことができるようになりました。

試験の時は落ち着いて愛情をたっぷり注いで描き切ることができ、初めて持ち帰りたいと思える絵が描けました。

今まで私を信じて支え見守ってくれた先生方、家族には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

伊藤 寛人 さん

伊藤 寛人 さん
栃木・県立大田原高等学校 卒

合格大学:
東京芸術大学 絵画科日本画専攻

「出来る範囲で、、、」
 僕は浪人生活のなかで、自分よりも上手く絵を描ける人はいくらでもいるということを幾度となく思い知らされました。
迫力がある人、色が綺麗な人、描写が上手い人、、、名前を挙げたらきりがありません。

一浪のときは、そんな人たちに負けまいと、只々必死に画面に手を入れていました。
自分の絵がどんな方向に進んでいるのか、周りの人から見たらどう見えているのかなど考える余裕がありませんでした。
結果、描写することばかりに気をとられ、黒いだけの絵を描いて一次試験で落ちました。

浪人二年目、上手い人たちに追いつこうと頑張ってはみたものの、結局その差は無くなることはなく日に日に試験が近付いてしまいました。
そんな時、ふと、このまま進んでしまったら昨年と何も変わっていないことに気がつきました。
そして技術を伸ばすことよりも、今の自分に出来る範囲で、見た人に違和感を持たれない自然な絵を描くことを目標にして入直を過ごし、試験を迎えました。
どばた同様に、自分の力以上のものを求めずに、出来る範囲で自然な絵を描こうと、落ち着いて絵と向き合えたことが合格に繋がったのかと思います。
最後に、辛い浪人生活の中でも楽しい時間を共有してくれた友達や指導してくださった先生方、そして支え続けてくれた家族には本当に感謝しています。ありがとうございました。

正宗 美佳 さん

正宗 美佳 さん
東京・私立女子美術大付属高等学校 卒

合格大学:
東京芸術大学 絵画科日本画専攻/武蔵野美術大学 造形学部日本画学科

「モチーフに素直に」
 絵が上手くなりたい気持ちと美大への憧れを持ち、すいどーばたに通い始めました。
参考作品や生徒はとても絵のレベルが高く、こんな風に上手くなりたいと感動し毎日頑張りました。
しかし、浪人を重ねるごとに自分の絵では無く受験的な描き方や上手い人の真似をする事に力を注ぎ、絵を描く上で本当に大事な事を見失っていました。
3浪目に大きな挫折をし、全て諦めて受験から離れましたが、家族や先生方、友人に励まされ再受験しました。
周りのレベルの高さに圧倒され自信が持てず先生や先輩に相談にする内に、小手先の上手さだけで無く、自分の感じたモチーフの魅力を素直に自然に表現する事の大切さに気付けました。
私は人に恵まれていたので周りの方々のおかげで最後まで諦めず頑張れました。
見捨てずに支えてくれた両親、応援して下さった友人や先輩方、どんな時も熱心に指導し助けて下さった先生方に心から感謝しています。本当にありがとうございました。

冨永 明義 さん

冨永 明義 さん
東京・私立巣鴨高等学校 卒

合格大学:
東京芸術大学 絵画科日本画専攻/武蔵野美術大学 造形学部日本画学科/東北芸術工科大学 美術科日本画コース

「私の受験経験」
 すいどーばたには高3の冬からお世話になりました。
何もわからず飛び込んで、基礎から教えていただきました。
4年間とちょっとくらいの時間をゆっくりと自分なりに過ごしました。
この時間にいろいろなことを考えていました。
受験の絵に関することや、ほかのこともです。
合格が近付くにつれて、自分の絵を客観的に見れるようになっていったように思います。
すいどーばたは静かで、自分にとっては良い環境でした。
今年の藝大の2次試験問題は変わっていました。
でも、試験で要求されていることは変わっていなかったと思います。
自分は丁寧に絵が描ける人間なんだって事を、見る人に伝えようと思いました。
ご指導いただきありがとうございます。先生方お世話になりました。

林 信吾 さん

林 信吾 さん
福井・県立武生高等学校 卒

合格大学:
東京芸術大学 絵画科日本画専攻

 初めてどばたへ通いだしたのは高3の夏。
高校の美術顧問の先生に勧められ。通うことになりました。

一浪の頃、自分の周りは自分より遥かに上手い人ばかりで。しかし、もともとあまり周囲を気にしない僕は、いつかあんな風に上手く描けるようになるだろうと、楽天的に考えていました。あんな風に上手く描けたらきっと楽しいだろうなぁと。
転機が訪れたのは二浪のとき。多浪の先輩たちから頻繁に教えを受け、使える絵の具の組み合わせや、きれいに塗ることの出来る鉛筆あの削り方などなど。
僕が出来ていない事を丁寧に教えていただいていました。その年の公開コンでは、とても調子良く描け、結果は三位。当時の自分としては思いもよらなかった成績で。
「俺、ちゃんと上手くなってるじゃん!」と、もっと絵が楽しくなるきっかけでした。
そして三浪。これまで教えてもらって来た先輩達が、いなくなってしまった中、受験への心構えを十分に整えるため集中して、一枚一枚の絵に取り組むことが出来ました。
絵に対して距離が近すぎる時は、どばたを休んでもいいから、まず落ち着くこと。そして、真面目にじっくりとコツコツ描いていくこと。
たまには絵から離れて客観的に自分の絵を見つめる事。
これらの事を根気よく指導してくれた、栗原先生のおかげで上手く本番への調整ができました。
一次のヘルメス、落ち着いて取り組み、これまでのベストに近いほど調子良く描け。そして二次、例年とは全く違う課題が出題され、1日目は出題文の『構成』の文字に惑わされ、まったく自信のないまま終えました。
そして2日目、これまでしてきた事しかできない!と開き直り。先生の日頃から言ってくれていた言葉、「真面目にじっくりコツコツと」を思い出しながら最後まで諦めず、これまで描いてきたように空間になるよう、描きました。
先生の言葉や、絵の上手い人がとても多い、どばたの中で鍛えられたお陰で、自分に自信を持ち最後まで諦めず描くことができました。

また、苦しいと言うよりも楽しい時間を過ごさせてくれた、先生たち、先輩、同級生、また自分を三年間もの間応援し、支えてくれた両親には心から感謝します。ありがとうございました!

芸大・美大受験予備校 すいどーばた美術学院
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